【レビュー】ゴッドオブウォー3

ゴッドオブウォー3はこんな作品だ!

主人公が神!:タイトル通り神達の戦いの作品。

主人公が神で超強い作品を探しているひとにはドはまり間違いなし。

ただし純粋に最初から神だったのではなく、途中で神になった感じなので半人半神みたいな感じなのかな?純粋な神作品ではないので注意。

ド派手なアクションゲーム!:演出要素が強いのが特徴で、CSアタック(QTE)で跳んで、跳ねて、敵の首ぶった切って、ボコボコにぶん殴って、復讐のために皆殺しにする!みたいな感じで殺意に満ち溢れていてゲーム部分にまで如実に表現されてしまっているという感じです。

有名な神々が登場!:ゼウス、ポセイドン、ハデス、ガイア、クロノスなどゲーム、漫画、映画が好きな人なら一度は聞いたことがあるであろう有名神が多数登場してドカバカ戦うお祭り騒ぎのようなゲーム。

ゴッドオブウォー3良かったところと、気になったところ

総合評価★★★★☆
ボリュームも飽きる
前に終わるのでちょうど
良い。
ゲームシステム★★★★☆
戦闘、謎解きなど
基本的にバランスが
良くて飽きない。
操作性★★★★☆
とても良いが
動きが若干モッサリ気味。
演出★★★★★
バイオレンスアクション
が最高に爽快!
ストーリー★★★★☆
非常にあっさりしている。
オレtue度数★★★☆☆
ゲームシステムが微妙なので
tue感はあまり感じない。

クリア時間8時間:ボリュームは少ないが、テンポ良く進むのでストレスがすくなめで、楽しくプレイしているうちに終わるので、飽きる前に終わってちょうど良い感じだ。

良かったところ:戦闘が面白い

見出し

・□で通常攻撃、△で強攻撃:□□△などの組み合わせで出せる攻撃がある。

・○で掴み攻撃:敵の頭上に○マークがでたら雑魚なら即死、ボスならQTE発生となる。

・R3スティックで任意の方向に回:スティックを倒すだけで回避できるのは簡単で良い。

・L1でガード:敵の攻撃が当たる直前にガードするとジャストガードになる。

・R2で魔法:無敵時間のある強力な攻撃だったり、召喚したり武器によって効果が違う。

古いゲームだが、昨今のアクションゲームのシステムで基本的な要素は一通り揃っているのでゲーム慣れをしているぼくでもストレスを感じることはほとんどなかったです。

多少組み合わせによって出せる攻撃などあるが、操作はシンプルなので簡単なので、アクションゲームに慣れていない人でも最初の内は適当にボタンを押しているだけでも勝てます。

では単純すぎるのかと言ったらそんなこともなくて、このゲームは武器の切り替えがワンボタンで出来るので武器ごとの技の組み合わせを考えたり、コンボをつなぐことを意識したり、自分なりに目的を作って楽しむこともできます。

良かったところ:ストーリーを完結させた。

PS2~PS3で発売されて、変に引っ張ることなくしっかり完結させたのには好感を持てた。

今作でてくる道中のボスたちのポセイドン、ハデスなどはナンバリングのラなのスボスに使われそうな存在感なのに普通に道中ボスとして使われるだけなのも豪華ですごいと思った。

ストーリー自体はムービー少なくて、うんちく説明などもほとんどなくて、ゲームのプレイを阻害されないレベルなので安心してゲームプレイに集中できるのはとても良い。

ストーリーメインのゲームではないので、重厚な世界観で深く掘り下げられた設定、神々の歴史を学ぶとかを望んでいる人には物足りないのでおすすめできない。

※余談ですが、PS4で発売済みのゴッドオブウォーとゴッドオブウォーラグナロクの2作品もゴッドオブウォー3と話しや設定が繋がっているので、興味のある人はプレイしてみると良いかもです。

2023年現在のゲオの価格が、ゴッドオブウォー(PS4)865円、ゴッドオブウォーラグナロク(PS5)4499円となっていて、両方あわせても6000円を越えないのでかなりお買い得だと思います。

興味は少しあるけど、ビジュアルとか全体的にあまり好みではないのでお金をできるだけかけたくない人にはPS+プレミアム(値上がりで13900円になった💦)で他のゲームも遊べるよう保険をかけてゴッドオブウォーをちょっと遊んでみるのも手だ。

ゴッドオブウォーラグナロクはまだPS+プレミアムでも1時間のお試し版しかないです。

良かったところ:ゼルダのような謎解きなどゲーム全体のシステムが良い

このゲームの基本的な流れ

・戦闘→移動→謎解き→ボス戦:大体この繰り返し。具体的に数字やチャプターで示されていないが4個くらいのパターンでゲームが進行していき、合間にムービーを見る感じになる。

※アクションが主体のゲームなのでアクションゲームが苦手な人にはつらい。

ゴッドオブウォー3は基本的には3Dアクションが主体なゲームですが、移動の合間に先に進むための簡易的な謎解きが用意されているので、ゼルダの伝説のように手に入れた武器のギミック効果を利用して謎を解くゲームが好きな人には楽しめれると思います。

例えば石を動かして壁の空いている部分にパズルのように差し込んで道を作ったり、オブジェクトを動かして地面に投げ落として道を開いたり、アポロンの弓矢でツタを燃やしたり、他にも様々なちょっと頭を使う謎解きが用意されています。

他のゲームの要素一覧

・強制スクロールパート:イカロスウィングで空を飛んで上がっていったり、逆に下に降りていくパートなどあってシチュエーション的には非常に楽しめる。

・鎖の振り子の原理を使った移動パート:ブレイズオブカオス(エグザイル)を使った移動で、道中で先に進むためのギミックとしてだけでなく大ボス戦の巨人タイタン系との戦闘の時にも使われる

・壁よじ登りパート:2010年代のゲームに多かった壁よじ登りのアクション。

おそらくゴッドオブウォーが流行らせたであろうロッククライミングみたいな移動。

・音ゲー要素:ゲーム全体で一回しかないけどタイミングに合わせて指定のボタンを押す音ゲーのようなパートがあります。

当然だがミニゲーム的な感じなのであまり期待しないほうが良い。

・アフロディーテとイチャイチャゲー:戦闘の時のCSアタックとほぼ同じで表示されるボタンを制限時間内に押していくいわゆるQTEでイチャつくだけのゲーム。

良かったところ:バイオレンスアクションがド派手で熱い!

クレイトスの復讐が作品のポイントになっているためかなり暴力的で残虐に敵対する者は容赦なく殺していきます。

このゲームのどこが凄いかといったら、ムービーではなくてプレイヤーが操作するゲーム部分と描写がシンクロしているところです。

例えば一番最初の大ボス戦でのポセイドンを殺す時に、ポセイドンを殴って痛めつけるシーンがあるのですが、この殴るシーンの演出をただ見るだけでなく、プレイヤーがボタンを押すことを強要されるので、まるで自分が殴っている感覚になれます。

最後にとどめでポセイドンの両目をR3+L3ボタン同時押しで潰して殺すという、非常に暴力的感覚におそわれます。

正直こんなに暴力を表現しているゲームには出会ったことがないので、バイオレンスアクションの表現は現在と過去を振り返っても間違いなくトップ3に入るゲームでしょう。

暴力的なゲームだからと言ってグロ描写が頻繁に発生するデッドスペース、カリストプロトコル、モータルコンバットみたいなガチでグロい表現をするゲームとは違うので、ホラー系が苦手な人でも安心して遊べれるレベルです。

それでも敵の首を切り落として武器にしたりと普通のゲームではあり得ないようなことをしていたりもするので暴力が苦手な人に完全に安心とは言えないが💦

気になったところ:強制スクロール面が面倒で楽しくない

このゲームストーリーの進行で何回か上がったり、下がったりすることがありその時に強制スクロール面に入ります。

ゲームの内容はシューティングゲームで弾を打たないで障害物を避けるだけになった感じをイメージしてもらうと良いかと思います。

初見での難易度がそこそこ高くて、降ってくる岩を避けたり、狭い通路に入ったりする必要があって、こう聞くと難しくなさそうに思えますが、強制スクロールの移動スピードが少し早めなので初見はかなりミスます。

正直言ってマンネリ防止で入れたのだろうけどシチュエーションとしての演出は良いが、ゲームのテンポを崩していて良くないと思いました。

当然だが何回かやれば目が慣れてきてうまく出来るようにはなるが、達成感や爽快感よりも早く先に進ませろ感のほうが強かったので、正直楽しくなかった。

気になったところ:一部の敵が面倒

このゲーム序盤~中盤までは普通に攻撃しているだけで倒せるような敵が多いのですが、中盤以降に普通に攻撃するだけだと負ける敵が出てきて、せっかく爽快にプレイしているのに水を差してくる敵が出現します。

厄介な敵はスーパーアーマー持ちや、無敵になって、無敵付与された攻撃をしてきたり超厄介な攻撃や行動をしてくるので、はっきりいって面倒です。

急にプレイヤーのやる気を削いでくる嫌な敵

サテュロス:羊のようなやつで鎌みたいな武器?を持っている敵で、スーパーアーマー(こちらの攻撃にノックバック、のけぞらずに攻撃を中断されないこと)でこちらが攻撃していると反撃で中断されてしまうので、コイツが出てくると戦闘に爽快感がなくなる。

レイス:地面に潜ってから飛び出してくるときの攻撃が無敵なのがやっかいで、投げが弱点だが、ゴッドオブウォーで投げのアクションは少々地味で□△攻撃でバシバシやるほうが楽しいので、コイツもプレイヤーの楽しさを阻害してくる嫌な敵で嫌いな敵№1。

普通に攻撃ボタンを押すゲームでは飽きてしまうので、適度に強い敵をいれてマンネリ防止するのは良いが、このゲームのコンセプト的には強い神が主人公のゲームだから、爽快感重視のゲーム性のほうが良かったのでは、と素人意見ではあるが個人的に思った。

気になったところ:武器切り替え、サブウェポンの切り替えなど操作が忙しい

このゲームを楽しむための醍醐味部分である武器を切り替えてコンボにする楽しみかたですが、最初は楽しいのですが、裏を返すと毎回戦闘でやらないといけないので面倒とも見ることができます。

ゲームデザイン的に戦闘が中心のゲームなので繰り返しやることが前提なのが理由なので煩雑な操作をすることが苦手で嫌いという人には向いていないです。

逆に組み合わせを考えるのが好きな人には最高に楽しめるゲームとなっています。

デビルメイクライのような裏テクみたいなのでエネジャンキャンセルでの連続攻撃みたいなテクニックはなさそうで、超テクニカルな操作を求めている人を満足させるほど操作が難しくはありませんが、若干操作が忙しいゲームという結論になります。

気になったところ:QTEが急にくるのでボタン連打しているとミスになりイラつく

いや、それはお前の単純ミスだろ?と思った方も多いでしょうがまあ聞いてください(謝)

このゲームはバイオレンスアクションが推しのシステムだということは伝えましたが、熱くなってオラオラボタン連打をしている中で急にQTEが発生して冷静になることを強要されるのはひどいと感じました。

別にミスってもゲームオーバーになるわけではないので良いけど、興を削ぐようなタイミングで入るのは少々気になりました。

まとめ:コンパクトに纏まっていて遊園地気分でたのしめる。

こんな人にはおすすめ

  • 神話作品が好き
  • 過去シリーズが好きだった人
  • 暴力的な作品が好きな人
  • 爽快感のあるゲームを求めている人

こんな人にはおすすめできない

  • 暴力的な表現が多い作品が苦手
  • 完全なアクション特化なゲームを求めている人
  • 謎解きゲームが嫌いな人
  • デビルメイクライのようなカッコ良いゲームを求めている人

作品は全体的に過去作の良い部分をそのままにして、悪かった部分を直してコンパクトにまとめて3部作を通し磨かれ改善された正真正銘の神ゲーだと思います。

トータル的に評価すると個人的にはゴッドオブウォーラグナロクよりもボスラッシュ感があるゴッドオブウォー3が1番好きで、カタルシスによるボス撃破時の高揚感もラグナロクよりも上だと感じました。

2010年に発売されて古いゲームだが今やっても普通に楽しむことができるので、ps4を持って興味があったら購入をおすすめします。

コメント