最も印象に残ったアドベンチャーゲーム7選

皆さんは昔ながらのテキストを読み進めるタイプのアドベンチャーゲームを遊んだことがありますか?

今の時代だと想像がつかないかもしれませんがテキストを読んでボタンを押すだけのゲームと言えるのか疑問に思うようなジャンルがあるのですが、ぼくは断言しますがこれはゲームだから成立できるシステムなので、間違いなくゲームといえるジャンルで、想像して楽しむことが出来て面白いです。

ゲームだからこそ背景の絵があったり、会話している人物がフォーカスされるので誰が話しているか一目でわかったり、ミニゲーム的なイベントが発生するゲームが多かったり、小説では絶対に表現できなので、ゲームならではと言えます。

最も印象に残ったアドベンチャーゲーム

ゲーム歴20年間で最も印象に残ったアドベンチャーゲームを紹介します。

記事の紹介の前に、アドベンチャーゲームの基本形式をおさらいしておきます。

基本的なアドベンチャーゲームのゲームシステム

・オーソドックスな選択式のテキストアドベンチャーゲーム。

・基本的には画面に表示されるテキストを読んで、カーソルで周囲を調べたり、人物に話しかけるとゲームが進んでいく。

・ハードの特性を活かした謎解きがあったりするので作品によって違う。

探偵神宮寺三郎シリーズ

神宮寺シリーズ特徴

・ハードボイルド作品で、大人向けな雰囲気。

・作品のテーマに合った音楽が流れて基本的とても良い。

・声優はハードによる。DS系はゼロで、3DS版は入っていて、pS系も入っている。注意点としてはフルボイスではない点と、3DS、pS系でも一部のイベントの時にしかボイスは入っていない。

・過去20作品以上発売されているが、基本的にはテキストを読み進めるタイプが多いのでゲーム性は低め。

・特徴のあるシステムは、聞き込みパートで相手の痛いところをついて本音を言わせるのと、探索パートで部屋の中を探索して情報や証拠を見つけ出したりするゲームのシステムは、探偵感を味わえれる。

・ストーリーがとても良く、キャラの心情心理がしっかり描かれていてエンディングのスタッフロールでは毎回感傷に浸ってしまう。ぶっちゃけこの後あの人どうなったんだろとか想像が尽きない。

・ゲーム全体的な浮き沈みに少なめで、丁寧に作られているが殺人とか暴力的な部分も多く目立つので、のんびり刺激が少なめな作品を求めている人には不向き。

神宮寺シリーズゲームの基本要素

テキスト率    60~80%

特殊要素   10%~20%

アクション要素  0%

時限性イベント  0%?

・神宮寺シリーズ雑感

個人的にはアドベンチャー系のジャンルでは一番好き。

クセのない雰囲気で、小説に背景がついているような感じなのでより没入しやすくなっているところが良い。

興味がある方はまずスマホ版が一話無料の作品が3個あるのでそちらでプレイして雰囲気をつかんでみて、面白いと感じたらswitch/PS4のプリズムオブアイズを購入することがおすすめです。

プリズムオブアイズは過去作がリメイクされた一部の作品を遊ぶことができて、数が多いのでお得です。

しかしそれ以外のハードの神宮寺シリーズを追うならハードがPS1、PS2、PSP、DS、3DSと古いので非常にハードルが高くなっている。

しかも神宮寺シリーズで最も面白いと感じる作品に限って、現在のハードで遊べないのが大半なのがキツイ。

スマホ版探偵 神宮寺三郎Oldiesのリメイク版で遊ぶのが最良の選択と言えそうですが、一作品遊ぶために600円かかるので19作品全部遊ぶとなると一万円以上かかるので微妙と言える。

個人的に好きだった神宮寺作品と一言コメント
  • カインドオブブルー:PS2なので入手困難:あの洋子さんが解雇されたので、相棒がネコへとチェンジ!
  • 灰とダイヤモンド:PSPなので入手困難:個人的には一番泣けた作品。これ以上はネタバレになるから言わない。
  • 亡き子の肖像:ニンテンドーDSの赤い蝶に収録されている。現在価格高騰中なので超入手困難スマホ版600円で遊べる:哀愁ただよいまくり。ケーキ食べる神宮寺さんめずらしい(笑)
  • 椿のゆくえ:PS4とswitchで遊べるのでハードルは低め、スマホ版600円で遊べる:高校生が相棒となる珍しい作品。神宮寺さん本当にIT弱いんだね・・・
  • 命断つ刻限:DS版伏せられた真実に収録されてるスマホ版600円で遊べる:おっさんが相棒になるとは、神宮寺作品らしい。
  • 愛ゆえに:3DS版ゴーストダスクに収録されてるので超入手困難。しかもスマホ版なし:いろいろツッコミたくなる展開だが、薫の息子がいい子すぎて色々かわいそうだった(泣き)
  • 勿忘草(わすれなぐさ)の想い:3DS版ゴーストダスクに収録されてるので超入手困難しかもスマホ版なし:過去の神宮寺さんの貴重なストーリー。髪型がぜんぜんやる気ないバージョンの神宮寺さん。
作品で印象的だったこと

洋子さんについて:いろんなところのレビューでも触れられる機会が多い洋子さんの容姿が作品ごとに毎回変わりすぎ問題。別人か?と思うくらい変わることがあるのでもう派遣社員を雇っている設定でもよいんじゃないのと思ってしまう(笑)さらに神宮寺に対しての対応も違いすぎるのも面白い。控えめ洋子さん、積極洋子さん、死んだ魚目洋子さんなど、作品ごとに容姿も違えば性格も若干違っているので最早別人なので名前を変えても良いのでは?と思ってしまう。

神宮寺さんお人よしすぎ問題:この人時々無償で探し物手伝いとか、人探しとかしていてなにかと人の問題に首をつっこんでるので経営状況が不安になる。

特にひどいと感じたのは「灯火が消えぬ間に」の正隆だ。

会社を勝手に休むは、神宮寺の事務所に押しかけて泊めろと言うは、人探しを神宮寺に頼んでいるのに依頼しないは、あまりにも厚かましすぎてひどい。作中ではお調子者程度で済まされているけど、現実ではありえないだろ。

絶対に友達にはなりたくないし、関わり合いにもなりたくない。

よくショウカという人も彼女になれたな。とにかく作中のいろんな人におせっかいをするのが特徴な神宮寺さんだが、助手の洋子さんとの関係が微妙過ぎるのがこの作品の面白いところの一つでもある。

二人の過去を明確に描写が展開された作品が「夢と終わりに」だが、結局アメリカ時代の神宮寺が御苑洋子の元恋人を殺したという事実しか言及されていなくて、その後なぜ憎んでいたはずの神宮寺の助手になろうとしたのかという肝心な内容にはほとんど触れられていない。

プレイヤーを刺激するための後付け設定だということは分かりきっているが、作中でほとんど恋人殺しの話に触れないので何のために作った設定なのかわからん状態なので、個人的にはいらない設定だと思う。

DS系列の作品では恋人殺しの内容はなかったのように進むので不評だったのかな?神宮寺の過去を知りたいならシリーズ最新作のダイダロスをプレイするのが良さそうだが評判が非常に悪くて値崩れしているのをみると過去シリーズのファンほどプレイすることをおすすめすることができない。

因みにぼくは購入しなかった。ダイダロスを買うなら他のゲームを買うことをおすすめする。

作品の展開がうまい:起承転結をしっかり押さえられている。基本的に刺激がそんなに強いわけではないので急展開する要素は少なめではあるが、地道かつ丁寧に展開されるストーリーは毎作品没頭してしまう。

複数人パートが多い:神宮寺作品は主人公を切り替えるシステムが使われることがあるが、多い時は3人切り替わることもあるので、没入できなくて嫌いという人は注意がいります。

タイムホロウ 奪われた時を求めて

どんなゲーム?

・タイムリープ系のお話。

・代々子孫に受け継がれてきている謎のペンであるホロウペンを使うことでいなくなった父と母を探しつつ事件を解決していくストーリー。

・ゲームシステムは基本的には普通のテキストを読み進めるタイプのアドベンチャーゲームと同じ。

・ゲームシステムで特徴的なのはホロウペンを使ったディギングで対象の過去に干渉して変えることができる。

・ゲームのボリュームは5~6時間くらいで若干短め。

・音楽がとても良いのと、演出の良さで引き込まれる。

・2週目が存在して、「お前のことは知っている」を選択したら、10分くらいでエンディングになってしまった(笑)1週目のあの苦労はなんだったのか💦

・ゲームの内容は序盤は楽しいが、中盤以降爽快感が徐々になくなっていくのは残念。

このゲームメチャクチャおもしろいのでDSを持っていて未プレイの人は一度遊んでみることをおすすめします。

通常の推理系とは違って、発生した問題を解決するには過去を変えれば良いという発想で話が展開していくところが面白いです。

例えば過去に秘密基地で飼っていた犬が雷が落ちて死ぬ事故が発生して、原因は紐が結ばれて逃げられない状態だとしたら、紐を切ってやれば逃げれるから助かるという発想を実際に実行に移すことにより、「犬が逃げることができて落雷で犬が死んだ」という事実がなくなって「犬が生きている」現在に変化する。

ツッコミどころ満載のぶっ飛び設定だが、誰しもが過去の失敗をやり直したいという願望を叶えれることを体験できるゲームは他にはあまりないので貴重です。

ツッコミどころ満載ですが、エンタメ作品として割り切って細かいことは考えずに遊ぶと楽しいです。

ほとんど一本道系のゲームで、分岐要素がないので一回のプレイで満足してしまうのでボリュームは少なめで、値段も比較的安くてアマゾンでも約300円から1800円くらいなので手を出しやすい価格です。

作品で特に印象的だった思い出

過去を変えて、現在が変わる?え?:プレイしたときマジで意味が分からなかった。

ディギング終えて穴を閉じたら「過去が変わり、現在が変わって家具が変わって、人もかわって、自分のいる場所も変わるってあり得ねー」とプレイしながら思っていた。

フラッシュバックのシステムに対しても疑問的で、ディギングを発動させる条件になっているという設定は訳がわからなくて正直スタンド能力をショボくしたようなものかなーと勝手に思い込んでいたけど、ゲームのシステムに合わせて作られているから仕方ないとか色々考えて楽しかった記憶がある。

一柳過去変えすぎ問題:コイツがこのゲームのラスボス的存在だが、なんであんなに過去を変えれるのか疑問だ。

ホロウペンを使用するには使用者の時間を消費するのが条件なので、年齢や容姿の老け込みからみても相当な数を使っているのに、なんであんなに過去を変えれる「時間」が残っているのかが理解不能だ。

音楽が雰囲気にあっていて良い:単に音楽が豪華とかそういう意味でなくて、ゲームのシチュエーションに合っている音楽が流れるので自然に没入してしまいます。

特に失踪したり、死んだ人が出たときに調査するときの音楽は雰囲気に合いすぎていて怖かったです。

他にも主に人を探すときにながれてた音楽も、主人公のホロウの心境はこんな感じなのかーと思わず想像してしまうほどに没入させてプレイヤーを惹き込んできます。

本当に良い音楽ばかりなのでサントラが欲しいですが売っていません(泣き)

一柳の母親責任問題:正直言って一番の謎はなぜ一柳の母親が息子にホロウペンを継承したかだ。

息子はかなり幼くて、自己中で明らかにペンを持ったら悪事に使うのが見え見えの状態なのに。

ぼくの理解不足、解釈不足もあるかもしれないが、明確なことは言われていないのでプレイヤーの判断にゆだねられているような気がする。

フラッシュバックはやっぱり:ゲームの都合で作られたシステムですよね。

フラッシュバックを所持していないと、過去に干渉することができない。

過去を変えれるという夢のようなホロウペンだが、使用者の時間を奪われてしまったり、使用には条件付きだったりなど、不便さが目立つ。

夢のような能力だが代償が大きすぎるホロウペンの総評としては、使いどころが限定されているのであまり魅力的ではないアイテムではないので、こんな物を代々継承されても困るという印象を受けた。

スナッチャー

どんなゲーム?

・メタルギアなどを作ったあの小島監督の作品。

・サイバーパンク世界観の先駆け的作品。

・小島節が好きな人には最高。

・バイオロイドで人に擬態するスナッチャーを駆除する特殊部隊ジャンカーに所属された主人公のギリアンの物語。

・相棒はロボットのメタルギア。名前は物騒だが癒しキャラ。

・誰がスナッチャーわからない恐怖感がこのゲームの面白さの真骨頂。

・ゲームシステムはテキストを読み進める通常のアドベンチャーゲームだが、射撃、モンタージュ写真の作成などもある。

・音楽、映像、キャラ、世界観全てが嚙み合っていて最高。ただしAct3は小島監督が関わっていないらしいので微妙。

・ゲームは全体的にジェットコースタータイプでやりだしたら止まらないが、Act3は退屈だった。

ハラハラドキドキ感を常に味わいたい人におすすめできるアドベンチャーゲームです。

感覚的にはPS1、2時代のバイオハザードシリーズに近い感じを受けますが、スナッチャーはアドベンチャーゲームでアクション性がないことにより自分ではどうすることもできないので更に恐怖感を増しているので、プレイしていた当時は常にドキドキしながらやっていました。

恐怖感が強い雰囲気が特徴だが、ギャグ要素もかなり多くて当時のコナミネタで笑わせてくれる要素もあったり、特にメタルギアの存在は最高の癒しになっている。

作品で特に印象的だった思い出

ゲーム全体が怖すぎる:スナッチャーの存在、音楽の絶妙な怖さ、映像の怖さなど全てが噛み合っていて、どこで襲われるかわからない恐怖感がプレイヤーにも伝わってくる。やっぱりこのゲーム傑作すぎる。

ギブスンダブルショック:ギブスンの首がねじ切られた死体のシーンは、得体が知れないスナッチャーの脅威を感じ、煽られて非常に怖かった記憶がある。さらに追い打ちをかけるようにリトルジョンに仕掛けられた爆弾を探すためにモニターの音を上げることで発見できるという現実とゲームの世界が融合されたギミックは、ぼくのゲーム体験の中で強く印象に残っている。

モンタージュ写真作成:犯人の行方を追うために証言をもとにモンタージュ写真を作成するイベントがあるのですが、情報をもとにパーツを組み合わせて犯人の顔を作成することが目的だが、毎回わざと間違ったパーツをつけて変な顔作りをして遊んでいました(笑)小島監督が仕掛けたあそびなのではと勘ぐってしまう(笑)

ポリスノーツ

どんなゲーム?

・あのメタルギアを作った小島監督の作品。

・小島節のテキスト、セリフが好きな人には最高。

・アドベンチャーゲームで、テキストを読み進めるタイプだが細かく調べることができる。

・テキスト量が段違い。

・射撃、爆弾解体など普通のアドベンチャーゲームにはない要素がある。

・SF系でコロニーとかでてくるが、ガンダムの世界観よりは文明が全然進んでいない。しかしモビルスーツを小さくしたようなENPSというスーツを着用するのでガンダムとかを意識していたのかな。

・pc、PS1、セガサターンなどで販売されていたので現在は超入手困難だが、PSPやVITAのアーカイブスでも購入することはできる(600円)

・当時はアニメーションが入ったり、ボイスがついていたりするのが珍しい時代だったので感動した。

・元妻の夫が行方不明になったので探してくれと依頼を受けたら、大事件に巻き込まれていく系のストーリー

・相棒は男のオッサン。

・ゲームはジェットコースタータイプで続きが気になるタイプ

エンタメ作品として完成されているアドベンチャーゲームの最高傑作と言っても過言ではないゲームで、今プレイしても古さを感じないくらいよくできています。

オーソドックスなテキストを読むタイプのアドベンチャーゲームではあるが、中だるみがなくてテンポよくストーリーが展開して、アニメシーン、シューティングパート、爆弾解体イベント(一回だけ)などが発生するの飽きずにエンディングまでプレイすることができます。

特に爆弾解体イベントは屈指の迷?イベントで面倒で、配線を切ったり、迷路のような場所をペンチで操作して外したり、ネジ外し、色付き配線を切ったりやることが多いうえに一つでも失敗したら爆弾が爆発してゲームオーバーになってまた最初からになるので非常に面倒だが、なぜか失敗しても毎回笑ってしまうのが不思議だ。

また小島監督アドベンチャーゲーム作って欲しいと勝手に思っています。

デスストランディング2の制作が発表されているので絶対ないと思うが(涙)

作品で特に印象的だった思い出

CMエンディングネタバレ問題:PS1での発売日当時のCMでエンディングのワンシーンが出ていてビックリした。CMでエンディング映像を流すのはちょっとまずいですよね💦しかし小島監督らしくて面白いとも言える。

ゲイツの正体:ぼくのゲームプレイ歴の中で屈指のトラウマイベントだった。

味方のふりをして実は黒幕の仲間でしたパターンでコイツにハメられて馬鹿にされて笑われるシーンはマジでムカつくので画面を殴ってやりたくなる(笑)

警察のトップが犯罪に加担していると思わなくてショックを受けた記憶がある。以降刑事作品を見るときは刑事を疑うようになってしまった(笑)

〇っぱいボヨーン:女性の胸にカーソルを当てて何回も○ボタンを押すと、胸に触ることができて効果音がなるゲームはアドベンチャーゲーム史上初と言えるでしょう(笑)

小島監督は毎回小ネタを作品に入れてくれるので面白い。

爆弾解体で大笑い:このゲームで売りの一つであるゲームです。難易度自体は初見クリアは難しいですが、何回かやれば誰でも出来るようになるレベルなので簡単です。失敗したときに

「ドカーン」と大きな音がなるのでわかっていても毎回ドキドキしてしまうので緊張感があります。

しかし失敗して爆発してもなぜか笑ってしまう理由はいまだにわからない。

射撃モードでブチ切れ:射撃モード時は通常のカーソル移動の速度と併用されているので、早い設定にしてしまうと地獄をみる。

理由は後半の敵が豆粒のように小さい判定になって照準があわせずらくなるからです。

照準移動速度が速いと細かいターゲット合わせが難しくなってしまうので弾が当てずらくなってしまうので、カーソル速度の設定は普通くらいにしておくと良い。

逆転裁判シリーズ

どんなゲーム?

・アクションゲームが多いカプコンから制作・販売されたアドベンチャーゲーム

・ゲームボーイアドバンスで発売した当時は唯一無二で画期的だった法廷バトル

・主人公が弁護士という設定は珍しいどころか、ゲームでは初だと思われる。

・ゲームの雰囲気は基本的にはギャグ寄りで、登場するキャラもふざけた名前、ふざけた外見など笑わせようとしているのがわかる。

・ゲームのシステムは、証拠を集める捜査モードと集めた証拠をつきつけて戦う法廷パートの二つで発売当時も今も斬新なシステムですばらしい

・登場するキャラのほとんどが主張が激しすぎて、効果音がうるさすぎる&ウザい(笑)

・とにかく音楽が良すぎて、一度聴いたら忘れないインパクトがある。

・人気があるおかげで様々なハードに移植されたので遊ぶのには困らないし、セールも多いので非常に買いやすい

・逆転裁判を買うなら123がセットになっている成歩堂セレクションがおすすめで、スピンオフである逆転検事も面白かった

・ゲーム全体的にザ・エンタメと言える作りなので終始うるさいので、静かに落ち着きのある雰囲気が好みの人には不向き。

アドベンチャーゲームに革命をもたらした?であろう傑作です。

裁判、法廷という緊迫した雰囲気を想像するようなものとは真逆で、ふざけたゲームデザイン(誉め言葉)なのでエンタメしていて気軽に遊ぶことができます。

通常の推理系のアドベンチャーゲームとは違っていて犯人が最初から分かっているケースがデフォルトで、主人公の成歩堂がハッタリや証拠品を突き付けることによって犯人を追い詰めていくタイプのゲームデザインになっています。

犯人を揺さぶって証拠品を何回も突き付けていくと、徐々に犯人がブチ切れます。全員ではないが壊れていく姿をみるのが非常に面白いくて、おそらく製作者も受けが良いことがわかっていて犯人や尋問する相手の壊れ方は相当意識して作っていると思われる。

例えば、ズラを投げつけたり、泡吹いて倒れたり、きゃぴきゃぴ系の女がブチ切れて劇画みたいな絵になったり、非常に笑えます。

ストーリーも3部作で全て繋がっていて、3で過去の人や事件の謎や伏線が回収されてスッキリ終わってダラダラ引き延ばさないのも好感が持てるポイントです

カプコンのゲーム作りの幅の広さには恐れ入ります。

バイオ、モンハン、ストリートファイター、デビルメイクライ、ロックマンなど数々のヒット作をだしていながら、アドベンチャーゲームでも良質なゲームを作れるのだからカプコン社員の人材レベルが高すぎますね。

どうやったらこんな面白いゲームを作れる発想が生まれるのかがわからない。

特に印象的だったこと

証拠品つきつけシステムが面白い:敵の発言の矛盾を指摘するために証拠品を使って攻撃ならぬ口撃するシステムは面白い。

アクションゲームで完璧に敵の攻撃を見切って華麗に倒してドヤるのも楽しいが、逆転裁判のように「そんなウソは俺には通用しないぜ」と言わんばかりに証拠品で敵を追い詰めるのは他のゲームではなかなか味わうことのできない体験です。

キャラやゲームのシステムがうるさすぎてウザい:このゲームをプレイするのであればプレイヤー自身の体調が安定していることが望ましい。

理由はキャラの言動や効果音がうるさいくてイラつくからです。

小学生の言い訳か?みたいな無茶苦茶な言い訳をする奴がいたり、効果音が常に発生して落ち着きがなさすぎるので、お笑い番組のようなノリが嫌いな人にはこのゲームは合わないかもしれない。

だがゲーム部分は本当に面白いのでゲームが好きなひとは少し我慢して1章まではできれば遊んで欲しくて、好きな人はハマってジェットコースターのようにクリアまでプレイしてしまうこと間違いなしです。

設定が何でもアリすぎる:タイトル名に裁判とあるからお堅いイメージを持ちそうですがそんなことはなくて、基本何でもアリなぶっ飛び系のお話になります。

霊媒師が死者の魂を憑依させるとかあり得ないようなことをするので、まじめな実際の法廷の雰囲気を体験するようなことを望んでいる人は絶対にこのゲームをやらないほうが良い。

あまりにもキャラ、ゲーム、ストーリーがふざけたような内容なのが理由です。

神宮寺作品のようなハードボイルド系で大人な雰囲気が好みの人には、逆転裁判シリーズのノリはストレスになってしまい合わない可能性がある。

ウィッシュルーム 天使の記憶

どんなゲーム?

・DS本体とタッチペンを使ったギミックによる謎解きが多い

・DS本体を縦持ちして小説を読むような感じでプレイするのが特徴(横画面には対応していない)

・画面に色がほとんどなくて、昔の映写機で写されるようなモノクロな映像が特徴

・キャラが身振り手振りをして動くのが凄かった

・宿泊したホテルダスクの人々の問題に首をつっこみながら、ホテルの謎を解くストーリー

・ホテル到着時に登場する少女がストーリーのキーになっている

・ゲーム全体的に落ち着いた雰囲気で殺人とか起きないので、のんびりプレイできて良い

このゲームワゴンセールで500円とかで売られていることも多いのでクソゲーだろうと思いそうですが、メチャクチャ面白いのでDSを持っている人はぜひプレイしてもらいたいです。

タッチペンを使ったギミックはDS本体の機能をフルに活かしていて思わずこんなことが出来るのかと感心してしまいます。

逆にギミックを使った要素がほとんどになるので常に、DS本体を縦持ちにしてタッチペンで操作しなければいけないのは若干煩わしくてユーザビリティが低いので繰り返しや、お手軽にプレイすることには向いていないです。

文字の速度も遅く、主人公も3Dダンジョンゲームみたいなシステムで移動するシステムだったりゲーム全体的にテンポが悪くてモッサリしています。

デメリットがあるからこそこのゲームをエンディングまでプレイすると忘れられない思い出になること間違いなしです。

ウィッシュルームをプレイして面白かったと感じた人はぜひ続編であるラストウィンドウをプレイしてみてください。ほとんど同じシステムになので楽しめると思いますがデメリットが一つあって中古の値段が高騰しているのがデメリットですが、駿河屋で約4700円くらいです。ストーリーは浮き沈みが少なくて普通という感じでした。

特に印象的だったこと

とにかく全てがモッサリしてい全体的にテンポが悪い:会話の文字送り、主人公の移動、イベントの進、DS本体を縦持ちにしてプレイがやりずらい、タッチペンを要所で出すのが面倒などゲーム全体のユーザビリティが悪いです。

ゲーム全体のボリュームが少なくてストレスが溜まる前に終わってしまう感じなので問題はないと思うけど、ストーリーが合わない人は最後までプレイするのは辛いかも。

DS本体の性能を活かした謎解きが面白かった:このゲーム要所でDS本体とタッチペンの機能を使った謎解きがあって、これが普通のゲームの頭を使うのとは違ってDS本体性能を使うことを前提とした謎の解き方をしなくてはいけない部分が面白かったです。

例えばDS本体に息を吹きかけたり、タッチペンを使ったりして、普通のゲームとは違った発想をするので謎解きが好きな人は楽しいと思います。

しかしレイトンのように謎解き前提で作られているゲームと違って、ウィッシュルームはストーリー中心に楽しむ作風なので、謎解きの数は少なめです。

このゲームオッサンキャラが多すぎ(笑):美少女アドベンチャーゲームが好きな人にはこのゲームは苦痛だと思います。

一応少女キャラはいるけど終盤までほとんど登場しないです。

逆に海外ドラマが好きな人にはこのゲーム向いていると思うのでおすすめできます。

お決まりの犯罪組織系のお話も出てくるので物語のスパイスになっていますが、完結しなかったので過度な期待は禁物です。

レイトンVS逆転裁判

どんなゲーム?

・あのレイトンと逆転裁判のコラボ作品。

・レイトン教授と成歩堂のやりとりが見れるのはこの作品だけ

・ゲーム部分で特徴的なのはレイトン側の時は謎々、逆転裁判側の時は法廷バトルという感じでそれぞれの作品の特徴がそのまま遊べるので一本のソフトで二本のゲームを遊べれるようなお得感がある。

・原作のキャラは主人公と相棒以外はほとんど登場せず新キャラ中心に展開される。

・原作アレンジ音楽が非常に良い。

・ゲームはレイトンと逆裁が好きな人は何も考えないで楽しめるが、やったことない人にも手軽に遊べる仕様なのでおすすめできる。

まさかの人気ゲームのコラボオリジナル作品となったレイトンVS逆転裁判。

タイトルからするとSNKVSカプコンみたいな感じで戦うのかな?と想像させておきながら実は全く戦わず、協力しながらそれぞれの作品の良いところを遊ぶことができるのでレイトンと逆転裁判に興味あったけど遊べていなかった人の入り口としても良いかもしれない。

特に印象的だったこと

音楽がとても良い:レイトンはほとんどプレイしたことなくてわからないが、逆転裁判のアレンジ音楽はとても良かった。

逆転側のキャラ影薄い問題:このゲームレイトン側のキャラを中心に描かれているので、逆転側のキャラの活躍を楽しみにしている人には少々物足りなく見えるでしょう。

例えば逆転側の登場が遅かったり、ストーリー進行での離脱が発生するキャラがいるし、成歩堂はレイトンの助言に導かれるような形になっているのでサブキャラみたいな立ち位置になっているので、作品を代表するメインキャラとしてレイトンと肩を並べる存在に見えない。

逆転側のメインキャラの声優がひどすぎる問題:SNSやレビューで散々みんなが言っていることで僕も同意するので言いますが、ナルホドとマヨイの声優が酷すぎて、俳優ではなく声優を使って欲しかった。

マヨイはギリギリ許せる範囲だがナルホドはさすがに許容できないレベルで棒読みの演技なので聞くに堪えなかった。

まとめ:テキストタイプのアドベンチャーゲームはやっぱり面白い。

ぼくが昔ながらのミステリードラマが好きなことが理由だということがあるが、やはりテキストベースのアドベンチャーゲームは面白いですね。

そもそもテキストベースのアドベンチャーゲームはファミコン時代ドットで細かい表現が難しい中で考え出されたジャンルだと聞いています。

現代の技術から考えると、アクション要素がないテキストを読んでボタンを押して進めるだけのゲームを作るというのは考えられないほどに幅が広がって、多様な表現ができることによりテキストを読むだけのゲームはゲーム市場でのニーズがないからなのか?大手のメーカーではほとんど作らなくなってしまいました。

ぼく個人としてはテキストベースのゲームが好きなのでもっと作って欲しいところですが、時代の流れに合わせるのは仕方がない部分があります。

今回紹介したゲームに関しても直近のタイトルでも2018年頃から新作が途絶えている現状なので今後続編どころか、新作が作られることが難しいジャンルなので期待しないで過去作品を再度プレイして楽しみたいと思います。

アクション、FPSなどで極限まで追求した操作技術や集中力で疲れている人には骨休めになるのでおすすめですよ!

番外編:美少女系作品について少し

多数のアドベンチャーゲームが世に出ています。

その中で外すことが出来ないのが美少女系作品で、エロゲーと言われるジャンルです。

普通のアドベンチャーゲームとの違いは、18禁としてPCで販売されて、基本的システムで文字を読み進めるとイベントが発生して、Hシーンの絵が表示されます。

Hシーンはセックスシーンの描写、性器の表現(モザイクついてる)、もちろんおっぱいも隠すことなく全部しっかり表示されるので刺激率高めになっています。

一時代を築いたジャンルなので最盛期の作品は質の高いゲームが販売されていて、人気の高い作品はコンソールに移植されて、Hシーンをカットして別のCGを挿入されて販売されていました。

印象的だったエロゲー(美少女ゲー)

野々村病院の人々:サスペンスドラマのような内容で探偵作品が好きな人はハマること間違いなし。

テキストが面白かったり、基本はおふざけが多いが病院の謎に迫るときの雰囲気や音楽が怖かったり、単純にエロシーンの絵で売ろうとしている作品と違って、普通の探偵系の作品のようにシナリオが作り込まれているギャップ感が凄かった。

主人公がぶっとんでいて、逆転裁判のキャラよりも酷い。例えば借金をしているのに尊大な態度をとったり、自分のことを天才と認識している割に考えていることは一般人クラスで痛い人になっているし、他の人のことを見下して辛辣な言葉を投げかけたりしているしでかなり酷いので、まじめな人はストレス溜まるかもしれない。

序盤の主人公のダメっぷりとは一転して病院依頼を受けてからは、有能な探偵たちに負けない推理力、行動力をみせてくれて真犯人を見つけ出すことができるところを見ると実はかなり優秀だとわかる。

ゲームシステムは普通のアドベンチャーゲームタイプなので選択肢を選ぶことによってフラグが立つタイプで複数のエンディング、バッドエンドがある。

とにかく面白いので出来れば購入するのが望ましいが、現在はリマスターされたWindows10版をファンザで販売していて、購入や、美少女ゲームに抵抗があようならYouTubeでプレイ動画の配信を見てから決めるの一つの手だ。

ただし18禁版ではなくセガサターン版なので、Hシーンを見たい人は自分で購入するしかない。

ドラゴンナイトシリーズ:RPG系18禁エロゲー。

初めて絵を見たとき「こんな綺麗な絵があるのか」と感動した記憶がある。特徴的だったのがドラゴンナイト2で敵が全部女の子のキャラで倒すと服が破れるのが珍しかった。

ドラゴンナイト3がドラクエみたいなRPGタイプになって違和感があったことも覚えている。

すべてにおいて今現在の絵やゲームシステムを比べると普通。

入手したい人はpc版の購入は絶望的、方法があるとすれば、pcエンジンCDロム版の中古を探すしか方法がないので超ハードルが高い。

下級生:恋愛系アドベンチャーゲーム。

特定の女の子に何回も会って、話すことで好感度を上げて、エンディングを迎えることがゲームの目的になっている。

女の子の態度の変化が激しくて、最初は普通だったり、よそよそしかったりするけど、好感度を一定レベルまで上げたら激変して急に我を忘れたかのように好き好きと言ってバカップルに近いようなノリになるのが特徴で、変化がグラフィックにも出ていて顔を赤らめた状態になり、盲目的かつ熱烈な表現になります。

エロゲーは基本シナリオが存在するが、目的が特定の女の子と仲良くなってエンディングを迎えることなので最終的に基本設定の意味がなくなってるよね?といつも思う。

まあエロゲーの目的はHシーンをみることなので、シナリオ、グラフィックは二の次になるので仕方ない。

購入したい人はファンザでWindows10対応の復刻版が販売されているので、そちらの購入が簡単で良い。

番外編2:その他のアドベンチャーゲームで印象的だった作品

個人的に興味があったり、少しプレイしたが未クリアだったりする作品を紹介。

未クリアで興味があるアドベンチャーゲーム

ファミコン探偵クラブ:利便性が低くてプレイがやりずらくて印象が良くなかった記憶がある。

サスペンス系の作品としての雰囲気が非常に良かったので、機会があれば最後までプレイしてみたいと思う。

もちろんディスクシステム版のほうをやりたい。

未クリアな理由は他にやりたいゲームがたくさんあって、ファミコン探偵クラブが他ゲーの優先度を超えることができないことだ。

正直言うが、あえてこのゲームに時間を使う必要性を感じないことが理由。

しかし、ゲームの雰囲気はある程度良いので多少興味があるが、数ある強豪の他のゲームを押しのけるレベルではない。

リメイク版はプレイしやすくなったのは良いが現代風の絵になってしまったから、あの独自のドット絵の雰囲気が失われてしまったからもっと興味がない。

バディミッションボンド:任天堂から2021年に発売された比較的新しいアドベンチャーゲーム。

フルボイスでイベントの進行に合わせて漫画のコマの絵のようなものが挿入されることが特徴です。要所の探索ミッションでマップ移動での情報収集モード、3D表示のキャラを操作するパートがあります。

漫画のような展開をするアドベンチャーゲームは新しくて面白い発想ですが、個人的にはあまり刺さらなかった。

理由は漫画のような展開があまり好きでないのと、ゲームと噛み合わなくてテンポが悪いからです。

ぼくは通常のテキストを読むタイプが好きなので、頻繁に漫画のコマが挿入されて効果音が入ったり、キャラ操作モードや、情報収集での選択などが多くて落ち着いてテキストを読み進めるということが少ない部分が、ぼくとの相性が悪くてハマれなかった。

風雨来記4:いわゆる旅ゲーで、サスペンス系のように刺激が強くないです。

旅をして取材をして終わりなゲームなので、合う合わないが人によってはっきり分かれてしまうゲームです。

アドベンチャーゲームとしては革新的なシステムが搭載されていて感動しました部分が、360度視点方向を変えてみることができるところです。

普通のアドベンチャーゲームだったら正面の絵だけで終わってしまうが、このゲームは正面だけでなく横、後ろ、上下などに視点を変えて見ることができるので「実際に自分がゲームの中にいるような気分」になりました。

他にはヒロインエンドが存在していて若干ギャルゲーのようなシステムがあるが、このゲームの醍醐味は旅なのでヒロインに関してはおまけ程度にみとくと良いけど、もしヒロイン攻略をしたいなら攻略サイトを見ながらプレイすることをおすすめする。

理由は普通にプレイしてたらなかなかヒロインと会わないから。

未クリアな理由は旅ゲーで刺激度低なのであまりやる気にならないことが理由です。

旅したいなーという気分になった時に遊ぶのが良いかも?(笑)

鳥類弁護士の事件簿:あの逆転裁判のキャラを動物にしたようなゲームです。

ゲームシステムは完全に逆転裁判のパクりなのでは?と思うレベルでそっくりなので逆転裁判が好きな人はすんなりはいっていけると思います。

キャラやストーリーに関してはかなりギャグ路線が強いので、ふざけた内容の作品が合わない人にはおすすめできない。

また作中では現代のネタを取り入れたギャグもあったりして面白い。

例えば「青い鳥」のツイッターのことを言っていたり、思わずフッと笑ってしまうネタがある。

ところで現在ツイッターのロゴはXになったで、数十年先だと青い鳥がなんのことか分からなくなってしまいそうw

未クリアの理由は可もなく不可もなくなゲームなので、他の刺激の強いゲームが優先になってしまっていることです。

正直言って動物のキャラにしたのは面白い発想だったが、逆に色物、ネタ物みたいな感じになって作品の品格を落としているように思える。

ゲームは面白ければそれでよいと僕は思っているタイプなので気にしないけど潜在意識の中で優先順位をつけてしまっているので、ネタ物は個人的にランクがさがってしまうので仕方がない。

昨今はゲームだけでなく、多種多様なエンタメがあるので、余程なインパクトや動機がない限りプレイするまでいかない。

番外編3:アクションがあるゲームでアドベンチャーゲームのような要素があるゲーム

アドベンチャーゲームを普通に360°見渡せるアクションゲームにしたかのようなゲーム

ジャッジアイズ、ロストジャッジメント:最もおすすめのゲームになります。

あのキムタクをモデルにして作られた探偵である主人公の八神を中心に展開される作品で、声も実際にキムタクで、3Dモデリングもキムタクを参考に作られているそうなので、キムタクファンの人はキムタクになりきれる最高の作品になると思う。

キムタクを使った話題性だけがウリではなくて、ストーリー、ゲーム部分も良く出来ているのでキムタクのファンでなくても楽しめます。

ゲームの内容はサスペンスドラマのように進行してムービー見るタイプとテキストを読み進めて会話での答えを選んだり、証拠をつきつけるパターンもあり自分が主人公になっているかのような没入感をかんじるので、テキストタイプのアドベンチャーゲームの雰囲気をそのまま残してうまくアクションタイプのゲームに進化させたような感じで「こんなゲームがあったら良いな」という願望を叶えてくれたゲームです。

ドラマのゲームという印象ですが、アクションゲーム部分はしっかりしていて、バーチャファイターを作っているセガの会社のゲームなので良く出来ていて楽しくて、特にEXアクションによるカットシーンが爽快で決めると気持ちが良いです。

ゲーム制作チームは龍が如くシリーズのスタジオが作っているので、相変わらずクオリティが高くて、遊びの要素が盛りだくさんなだけでなくて探偵作品の雰囲気を味わうことができるゲームモードが多数あります。

例えば尾行モードで追跡して証拠写真を撮ったり、逃走する相手を追いかけるチェイスモード、怪しいところを見つけたり、調べたりする調査パート、見つからないように潜入するスティールなど他のゲームによくあるシステムの良いとこどりをしたような感じで、うまく探偵アクションとして落とし込んでいて良くできている。

更にロストジャッジメントではミニゲームが充実していて、音ゲーの要素が追加されたりロボゲーだったり、彼女作りなど本編とは関係のない部分の作り込みも凄いので遊び要素が盛りだくさんすぎて遊びきれないくらいのレベルです。

ジャッジアイズとロストジャッジメントの両方がおすすめですがデメリット部分もあって一作目のジャッジアイズは尾行パートが多くてダルかったり、特定のボス的が基礎HPを減らしてくる攻撃をして回復させるには高額なアイテムを買わなければいけなかったり、町でのエンカウント率が高くてウザかったり若干面倒な部分があったりゲームとして微妙なところがあった。

ロストジャッジメントは一作目のプレイヤーの不満?だったであろう部分が改善されて、遊びやすくなっているのでこちらをおすすめしたいが、このゲームのストーリーがメチャクチャ面白いので、興味ある人にはできれば1作目からプレイして欲しい。

1と2作目の両方ともに扱っているテーマが難しくて、人によっては苦しくなってしまうかもしれないので、購入前にあらすじの確認をすることをおすすめします。

デメリット二つ目は、ストーリーを含めたゲーム全体が龍が如く作品の人物を変えて作られたような感じなので、雰囲気や仕組みがほとんど同じなので新鮮味がない。

リーガルサスペンスで探偵の主人公を想像して神宮寺三郎シリーズみたいな作品を期待して買ったら実はアクション主体で、いつもの龍が如くでがっかりするかもしれない部分は注意です。

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